ハワイ移住者が感じる観光とのイメージの違いや失敗談
ハワイに観光で訪れる人は非常に多く、今での日本人の行きたい海外ランキングは1位です。
中には気に入って2回、3回、多い人だと10回以上とリピートしてしまう人もいます。私もその中の一人です。
その理由は、暖かい気候や人柄の良さや治安が良いことだったりもします。
しかし、実際にハワイに移住した方に話を聞くと観光の時にイメージしていたハワイと違うことがいろいろあるそうです。
私も夢はハワイ移住ですが、事前に実際にハワイ移住者の方が感じた観光との違いは知っておいた方がよいと思い、お話を聞かせてもらったので今回その内容について紹介したいと思います。
日本語は本当に通じるのか?
ワイキキを歩いていると「ここって日本?」と思うほどたくさんの日本人を見かけます。
ショッピングに行っても日本語OKのお店が多く、レストランだって日本人スタッフが丁寧に対応してくれますよね。
しかし、ワイキキから一歩離れると日本語がほとんど通じません。もちろん、観光業に携わっている現地の人も多いので、日系人などカタコトの日本語はわかりますが、ちゃんと話をしてお互いの言いたいことを伝えるにはこちらもある程度英語で話す必要があります。
車の事故などトラブルに巻き込まれると対応に困ることもあるので、ハワイはアメリカだと意識しておく必要があります。
ワイキキに住んで観光の時の同じエリアでのみ過ごすという場合は日本語だけでもOKですが、移住をしてワイキキ以外のエリアに住む方など観光業以外の方とやり取りをする機会が多くなる方はある程度の英語力が必要になります。
お役所は現地の学校などの手続きもある程度の英語力が必要になります。
本当に治安は良いのか?
夜、遅くまで賑やかなワイキキは毎日がお祭りのようです。
女性一人で歩いていても「怖い」と感じることはあまりないですよね。でも油断は禁物です。殺人事件など凶悪犯罪は少ないハワイですが、軽犯罪は意外の多いのです。
たとえば、日本なら失くしても交番に届いていることが多いスマートフォン。レストランに置き忘れるとほとんどお店で預かっていてくれます。自転車だって駅前に鍵を掛けて置いておくだけで安全です。
しかし、ハワイは携帯電話を置き忘れると見つかる可能性はかなり低いです。それどころか、盗難に遭うことすらあります。
自転車は、なくならないようにチェーンで固定したり、サドルを外して誰かに持っていかれないように対策します。
どんなに疲れていても自転車を階段のないアパートの部屋まで抱えて運ぶ人がいるのがハワイです。高価な電動自転車でなく普通の自転車でもそのような対応が必要になります。
昨年サイクリングに行った際にレンタルサイクルをしたのですが、その時も定員さんに「自転車の鍵は意味がないので必ず本体をチェーンで動かないものでつないでください。サドルは絶対に外して部屋まで持っていってください。」と言われました。
それくらい盗難などは多いということのようです。
ホームレスはどれくらいいるの?
暖かいハワイは冬に外で寝ていても凍死しないからなのかホームレスが非常に多いです。全米でも一番多いようです。
公園だけでなくレストランやスーパーマーケットの横、川沿いなどいたるところにいます。日本でも見かけますが、子供を連れたホームレスや女性が多いのには驚かされます。
ハワイにはホームレスシェルターがありますが、規則が厳しいらしく入りたがらないのが現状で、道にテントのようなものを作って住んでいる方が多いです。
一昨年ハワイ大学医学部まで散歩をしたのですが、その周りにはかなりの数のホームレスの方がいてちょっと
怖かったです。
⇒ハワイ旅行記 2015年夏休み ファミリー旅行 その4(お散歩編)
物価はどれくらい?
ハワイでは物価が高いのにお給料が安いのでダブルワークをしている人も珍しくありません。
ハワイの家賃は高く、狭いワンルームに家族が暮らしていたり、シェアハウスで生活している人も大勢います。
さらに古い建物が多くワンルームや1ベッドルームの場合は、部屋に洗濯機置き場がないのが普通なので共同のランドリールームで洗濯をするのが一般的です。
家賃は部屋の状態を考えると東京の方が若干安く機能的だと思います。
レストランはテナント料が高いので日本のようにランチセット800円という訳にはいきません。料理を車の中で作って売るフードトラックでも10ドル前後が当たり前なのがハワイです。
やはりハワイ移住を考える際は、お金の準備が最も高いハードルになると思います。
私が移住に向けてお金の準備をしている取り組みは以下の記事で確認できるので興味がある方は覗いてみてください。
⇒ハワイ移住に必要な生活費用と知っておくべき海外での老後の備え
ハワイの教育レベルは?
ハワイは地域によって教育レベルに差があり、小学校を卒業する頃になっても算数の九九ができない子供が少なくありません。
少しでも良い学校に入れようと越境制度を利用したり、私立に入れる教育熱心な家庭も多いです。
けれど私立は高額でオバマ前大統領の母校などは授業料だけでも年間2万ドルを超えます。他の私立も1万ドル以上がほとんどで、寄付金や修学旅行、サマースクール費などを考えるとかなりの額になってしまいます。
⇒ハワイへ移住した日本人は保育園(プリスクール)に子供を預けられるのか?
⇒日本とは全く違うハワイの小学校!移住&留学希望者必須情報!
ハワイ移住でよくある失敗談
ハワイに移住して最も多い失敗談はやはりお金についてです。
非常に多いのは以下二つのパターンです。
一つ目は、予想以上にハワイの給料が安く物価が高いので生活できなくなってしまうというパターンです。
給料は予想以上に安かったというのは非常に多いので生活費に関する準備や計画を怠るとすぐに破たんして日本に帰ることになってしまいます。
二つ目は、考えられない医療費を請求されて、一発で破たんといったパターンです。
出産だけで数千万円といった事例もあるようですし、盲腸の手術で数百万というのも当たり前なので、しっかり保険に入っていない場合不測の病気で入院をしただけで破たんして日本に帰ることになってしまうようです。
このような失敗をしないようにハワイ移住を目指す場合は、お金に関する知識はしっかりつけて準備しておく必要があります。
それでもハワイは住みやすい!
ハワイに実際に住んだ方は、旅行で訪れていたときとのギャップを感じることが多いようです。
しかし、日本食のレストランや日系スーパーマーケット、日本人のドクターのいる病院、銀行などがあるので日本人が生活しやすい環境が他の国よりは整っています。
日本でも他の国でもどこでもある程度の課題はあるのでそれを克服されすれば、やはりハワイは日本人にはおすすめの移住先です。
私もいつか絶対に移住しようと思っています!
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