ハワイに移住するために必要な生活費用は?最低限の条件はこれくらい
ハワイの移住を本気で実現するためには生活するための費用を準備する必要があります。
ハワイの物価は高いと言われているのこの点が気になる方も多いのではないでしょうか?
ハワイで生活していくためにどれくらいの費用が必要かについて紹介したいと思います。
ハワイの家賃はどれくらい?
まずはハワイに住むためには絶対に必要になる居住費についてです。
(出展:http://www.islandaloha.jp/)
大きく分けて二つのパターンがあります。一つは購入するパターン、もう一つは借りるパターンです。
私は個人的には借りるパターンをおすすめします。
私自身が移住できるようになったとしても基本的には賃貸で住む予定です。
理由は簡単で、買った場合の方が費用がかなり掛かるからです。家主になると維持費だけでもかなり掛かります。(相当のお金持ちか毎月コンスタントに大金を稼げる方は買っても問題ないかもしれませんが)
あとは、万が一移住が失敗に終わって、日本に帰ろうとなった時も賃貸の方が契約を解除して帰るだけで済むのでいろいろなリスクの面で見ても賃貸の方がいいと思っています。
賃貸で借りる場合の家賃の相場は以下のような感じになります。
安いとことでステュディオタイプであれば850ドル/月くらいから見つけることが可能です。
ある程度ワイキキ中心に近いところになると最低でも1200ドル/月くらいはしてしまうので日本円で考えると13~14万円/月は掛かると思ってください。
これが1BDRなどになるとさらにお値段は上がってきます。
ただハワイのコンドミニアムは通信費や光熱費は家賃に込みとなるのでものすごく高いという感じではないのかもしれません。
⇒ハワイ移住(ロングステイ)向け不動産情報~ホノルル賃貸編~
⇒ハワイに移住して不動産を購入するには?~ホノルル売買編~
ハワイの食事の費用はどれくらい?
ハワイの食費についてですが、まず普通に外食をしてレストランなどで食事をする場合は、チップもあるので安くても20-30ドル/人は掛かってしまいます。
ランチプレートを買ってくれば10ドルくらいで1食済ませることは可能です。
ただし、1日3食を外食やランチプレートで全て賄おうとすると、かなりの食費になってしまいます。
当然移住となったら自炊をすることが多くなります。
ハワイのスーパーで買い物をするとだいたい以下のような値段になります。(一例として紹介)
『日本食のスーパー』
卵6個入り:3.5ドル
おーいお茶500ml:2.5ドル
豚ひき肉(2人分):3.7ドル
他にもいろいろありますが、日本食のスーパーではやはり日本で買うよりは高くなるものがほとんです。
『ローカルのスーパー』
ステーキ用牛肉(約3人分):17ドル
キャベツ1玉:4ドル
いちご350g:10ドル
日本より高いものや安いものいろいろありますが、簡単に区分けすると以下のようになります。
ハワイ(アメリカ)で調達できるものは日本より安いです。逆に輸入しないと調達できないものは日本よりかなり高いです。
アメリカ産の肉やハワイで収穫できる果物や野菜はかなり安いです。
その他ハワイの地ビールなどもかなり安くなっています。
野菜や果物はファーマーズマーケットなどで調達すれば安く済ませることが可能なのでレシピを工夫をすることで日本と同等の食費にすることは可能だと思います。
⇒家族ハワイ旅行の費用を大公開!予算はどれくらい必要か?
ハワイの医療費事情
ここまで住まいと食事の費用について記載してきましたが、移住した際に気を付けないといけない費用が医療費についてです。
ハワイ移住で最も問題になるのがこの医療費です。
ハワイの医療費は日本では考えられないくらい高額になります。
たとえば、盲腸の手術を2泊3日で受けると200万円、脳梗塞で集中治療室に入り1ヶ月入院となると数千万円ととにかくありえない金額になってしまいます。
このように医療費がかなり高額になるので、ハワイに移住する際は絶対に保険には加入しないといけないです。
ただし、アメリカの保険制度がいろいろ複雑でかなりわかりづらいです。
私が知ってる情報を記載はしますが、実際には詳しい専門家に問い合わせてみるのが確実だと思います。
まず、居住者用の保険には、PPO(Preferred Provider Organization)とHMO(Health Maintenance Organization)の2種類があります。
PPOはどんな専門分野のドクターでも自分で好きな医者を選べます。
HMOは必ず主治医を指定して、その主治医を通してしか他の医者にはいけない保険です。
HMOの方が選択肢は少ないけど保険料は安い、PPOは選択肢は多いけど保険料が高いです。
HMOでもそこそこの保険料が掛かるので移住する際の費用としてはかなり大きな出費になるのは間違いありません。
裏ワザ的には、日本人として海外旅行保険を活用することです。特におすすめはクレジットカードに付帯されている海外旅行保険をうまく活用することです。
クレジットカードの付帯保険の不足部分だけ補うというのがおすすめです。
ただし厳密には、旅行者の保険なので本当に使えるかはしっかり確認しておくことが重要です。
⇒おすすめの海外旅行保険(ハワイ)安いけど保証内容充実!
ハワイでの移動費はいくらくらいか?
ハワイで移動をする際に活用するのはThe Busです。
車を買って車で移動するというのも便利ではありますが、購入となるとかなりの費用が必要になりますし、保険代やガソリン代とランニングコストもかなり掛かってしまいます。
よって、日本からの移住者におすすめなのはThe Busでの移動です。基本的にはオアフ島内はThe Busでどこでも行けるのThe Busを乗りこなせるようになればハワイでの移動は問題は全くないと思います。
The Busの運賃は、普段は一回乗る事に2.75ドルですが、日本で言うところの定期を買った方がお得になります。
1ヶ月:大人70ドル、子供(6歳~17歳)35ドル
1年:大人770ドル、子供(6歳~17歳)385ドル
この月間パス、年間パスを活用すれば移動で困ることはほとんどないと思います。
1dayパスが5.5ドルなので、年間で140日以上はThe Busを使うという方は年間パスがいいですがそんなには使わないという方は乗る時だけ1dayパスを買うという方が節約できるかもしれません。
⇒ハワイでの節約移動手段 The Busの活用方法の記事はこちら
その他移動費として見込んでおかないといけないのが、日本への飛行機代です。
1年に一回安い時期に帰国するとして、一人10万円は見込んでおく必要があると思います。
ハワイで生活するための生活費のまとめ
ここまで各費用について記載してみましたが、ハワイに移住すると1ヶ月どれくらいの費用が掛かるかをまとめておきたいと思います。
いろいろなパターンでの移住が考えられますが、ここでは大人二人で移住した場合の費用として記載します。
居住費:1,200ドル(ワイキキのステュディオタイプ)
食費:1,000ドル(基本は自炊で週に1,2回外食)
保険:200ドル(クレジットカードの付帯保険をベースに不足分を加入)
移動費:300ドル(The Busの月間パス×2人分に日本帰国分積立)
通信費:200ドル(インターネット代+携帯2台)
交際費:500ドル(どれくらい遊びにお金を掛けるか次第ですが一応これくらい見込んでおきます)
合計:3,400ドル
夫婦二人で普通に生活をしようと思うと3,400ドルくらいは最低でも掛かってしまうと思います。
これ以上の金額を毎月稼げるか、この費用を何年間も使っても十分な蓄えがあるかすれば移住が実現できると思います。
⇒ハワイ移住を実現する為に必要な生活費用の稼ぎ方を大公開!の記事はこちら
ハワイで生活するための最低限の条件は?
ハワイで生活するための標準的な生活費についてここまで書いてきましたが、最低限いくらくらいあれば移住が実現できるかについても簡単に触れておきたいと思います。(大人一人で移住の場合)
ちょっと贅沢に過ごしたいということであれば4,000ドル以上は軽く掛かってしまいますが、いろいろ節約して質素でもハワイに住みたいというのであれば2,000ドルでなんとか生活することが可能だと思います。
家賃はワイキキから離れれば700ドル/月で可能ですし、ルームシェアなどを活用すればもっと安くすることも可能です。
食費も自炊を中心にすることで一ヶ月600ドル以下でなんとかあると思います。
残りの700ドルを通信費や移動費や交際費にあてていけばなんとか2,000ドルで生活することは可能です。
(ただしこの場合は保険はクレジットカードの海外旅行保険を使うことが前提です)
最低2,000ドルですが、せっかくのハワイ移住でギリギリで生活すればOKとするかは考えどころではあると思います。
人それぞれどんなハワイ移住を実現したいかは異なると思うのでこの辺りのデータを参考に移住までの計画を立ててみてください。
⇒ハワイ移住者が感じる観光とのイメージの違いや失敗談
海外移住の際の注意点(年金について)
海外移住の際に注意しないといけないのが年金についてです。
60歳未満の方は年金を支払う側として、60歳(65歳)以上の方は年金を受け取る側として注意点があります。
詳細はまた別の記事で記載しますが、以下の点については注意をしてください。
『支払い側』
まず、国民年金には「国内居住要件」というものがあるため、海外に移住した場合は「加入対象外」ということになり支払う義務はなくなります。
ただし、国民年金を払わないことで将来もらえる年金が減ったり、受給条件の期間が満たせなくなったりするのが不安という方もいると思います。
そういう方のために、国は「任意加入」という制度を設けています。海外移住する方は、国民年金を払っても良いし、払わなくても良いということになっています。
払わないと選択した場合は滞納となるわけではないので、「合算対象期間(カラ期間)」と言い、年金を受け取るのに必要な期間に加算することは可能です。年金額自体は払った分に応じた金額になるので、払ってなければ金額は増えないということになります。
『受け取り側』
年金の受け取りはどこの国に住んでいるかは関係ありません。たとえ途中で国籍が変わっても年金を受け取る権利は残ります。
ちょっとだけめんどくさいのが日本に住んでいる場合より少し多めに書類を作成しないといけなくなります。
ただ言い換えるると、この書類さえ作ってしまえば、居住地は関係なく年金は受け取れるので特に心配する点はないということになります。
ちなみに振込み先は海外の金融機関を指定することも可能です。
⇒ハワイに移住するためにはどのビザをとればいいか?の記事はこちら
ハワイ移住の際の注意点(言語について)
ここまでハワイ移住の経済的な部分についてを記載してきました。
もう一点注意しないといけないのが言語についてです。
ハワイは日本語が通じると言われていますが、私の実体験では「日本語が通じるところもある」というのが正しい見解だと思います。
実際に住んでみると各種手続きなどではどうしても英語を使わないシーンがあったりもするので、全く英語がわからないという状態では移住をしない方がよいです。
とはいっても日本人は中学・高校と全員英語を習っており、少し勉強をしてから移住をすればなんとかなるとは思うので移住を本気で考えたら多少の英語の勉強はしておくようにしてください。
以下にハワイで日本語が通じる場所・通じない場所について記載しているのでこちらも参考にしてみてください。
⇒ハワイで本当に日本語は通じるの?日本語が通じない場所はここ!
ハワイ移住の先に・・・
ハワイに移住したいと思う方は多くても実現できる方はそんなに多くないと思います。
諦めるつもりはないですが、私も移住までできるようになる可能性は20%くらいだと思っております。
そんなハワイは大好きだけど移住はなかなか難しいという方々に最近人気が出てきているのが「ハワイのお墓」です。
長嶋一茂さんのお母様(長嶋茂雄さんの奥様)や京マチ子さんがハワイのお墓に眠っており、長嶋一茂さんがテレビ番組で話をするようになって一気に人気となっています。
ハワイに住むのは出来なかったけど最後はハワイに眠りたいという方が増えてきており、日本人にもハワイのお墓がちょっとしたブームになっているようです。
特徴としては、日本のお墓と違って最初の費用のみで管理費などを払い続ける必要がなく、購入費に永年管理が含まれているので子孫に管理をしてもらわなくても永久に管理をしてもらえるという仕組みになっています。
価格も50万円~多種多様なタイプがあり、初期費用だけで比べても日本でお墓を買うより費用が掛からないので30代、40代のうちに購入しておく人も多いようです。
移住は無理でもハワイに永眠したい、大好きなハワイの風にずっと吹かれていたいという方は、ハワイのお墓も検討してみてはいかがでしょうか?
ハワイのお墓については以下の記事で詳細を紹介しているので興味がある方は以下も参照してみてください。
⇒ハワイでお墓を持つ!長嶋一茂さんで日本人の購入者急増中!
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