ハワイのチップ事情、クレジットカードでチップを払う方法
日本人観光客がとても多いハワイと言えどもアメリカです。当然日本とは異なりチップを払う文化があります。
チップは一般的には「良いサービスを受けたときに、お心付けとして払うもの」と認識されていますが、アメリカではサービスの良し悪しも関わらずチップを払うのが常識となっています。
しかし一概にチップと言ってもどんなシーンで、いったいどの位払えばいいのだろうか?と悩んでしまう方もたくさんいるのではないでしょうか?
さらに難しいのはクレジットカードでチップを払う方法です。私もつい最近までクレジットカードでのチップの払い方がわからず常に現金を持って歩くという感じでした。
今回はそんなハワイでのチップ事情やクレジットカードでのチップの払い方について詳しく紹介していきたいと思います。
ハワイでチップを払うシーンとは?
【レストラン・バー】
これはマストです。
マクドナルドやケンタッキーなどのファーストフード店では払う必要はありませんが、ウエイターやウエイトレスがテーブルまで案内してくれるようなレストランではチップが必要となります。
それが例えばラーメン屋でも日本風居酒屋でもです。注意しなくてはならないのが、お会計にチップが既に含まれている場合がありますので必ずレシートを確認しましょう。
レシートに「Tip included」や、「Service charge」などと書いてあり、既にお会計にチップ代が上乗せされてる場合は二重で払う場合はありません。
しかし、先にも書いたようにチップとは良いサービスを受けた時のお心付けというのが本来の意味合いですので、ウエイターやウエイトレスに感謝の気持ちを込めて更にチップを払っても構いません。
また、バーでお酒を飲む場合、お酒を作ってくれたバーテンダーにもチップを渡すのがマナーです。
【タクシー】
乗車区間の長さに関わらずドライバーにはチップを払ってあげましょう。
タクシー会社によっては「空港までチップ込みで$◯◯!」など広告を載せている場合もありますので、調べる時間がある方は現地新聞の日刊サンなどをチェックしてみるのも良いかもしれません。
【マッサージやサロン】
ハワイではロミロミマッサージが大変人気でたくさんのマッサージ店があります。
マッサージ代金とは別に、マッサージを施術してくれたマッサージシャンの方にチップを払ってあげましょう。美容院やネイルサロン、エステなども同様です。
【ホテル】
ホテルではチップを払うシーンが意外とあります。代表的なのがベルボーイが荷物を部屋まで運んでくれた時、タクシーを呼んでくれた時、ハウスキーパーがお部屋を掃除してくれた時などです。
また、バレットパーキングといって車を出し入れする駐車場係がいる場合も車を引き取る時にチップを渡してあげましょう。
【ツアーガイド】
ハワイで現地ツアーに申し込まれる方はたくさんいると思います。ツアーの終わりに「今日一日ありがとう」という言葉と一緒にチップを渡してあげると喜ばれることでしょう。
今はガイドがつかずに、自分の行きたい場所に行ってくれる自由なツアーも組める現地ツアー会社もあります。その時はドライバーに渡してあげると良いでしょう。
【カメラマン】
ハワイの綺麗な海をバックにして、ウエディング撮影やファミリー写真撮影をする時は撮影の終わりにカメラマンにチップを渡してあげましょう。
また、結婚式で付き添ってくれたアテンダントの方にチップを渡す方もいます。
【ストリップ・クラブ】
ナイトクラブで踊っているダンサーにもチップを払うのがアメリカ流です。踊っているダンサーの洋服に挟んだり、ステージに投げ込みます。
また、バンド演奏をしているクラブで自分がリクエストした曲を演奏してもらった時にもお礼の意味を込めてチップを払いましょう。
ちなみに海外ではストリップ・クラブはいやらしいイメージというよりはショーというイメージです。
オーストラリアやアトランタで行ったことがありますが、普通に女性のお客さんもいてお酒飲みながらショーを楽しんでいる感じです。
シーンごとのチップの相場はどれくらい?
レストランで支払うチップの相場はお会計の15%~20%です。お会計が$30の場合は$4.50~$6が目安となります。
バーでも同様に15%~20%が相場ですが、1杯ずつカウンターで先払いをする場合は1杯に対して$1か$2をバーテンダーに渡せばいいでしょう。また、タクシー、美容院やサロン系も同じく15%~20%のチップが必要です。
ホテルでベルボーイ達に渡すチップは1回につき$1~$3が相場です。ホテルの部屋を掃除してくれるハウスキーパー達には1回の掃除に付き一人$1と考えましょう。つまり、2人で部屋に泊まった場合は1回の掃除につき$2、3人なら$3です。ベッドの近くにあるテーブルや枕元などにチップを置いておけばOKです。
(出典:https://cadot.jp/topics/14512.html)
ツアーガイドやカメラマンに対しては1日の終わりに$5~$20をチップとして払うのが相場となっていますが、大手のウエディング会社で挙式をあげたカップルの中には、アテンダントに$100を渡したという例もあります。
ナイトクラブで踊っているダンサー達にもチップを渡す場合は1回につき$1で大丈夫です。
決まりはないので感謝の気持ちで金額を決めればいいでしょう。
クレジットカードでチップを払う方法
チップを払うシーンでも最も難しいと思われる、現金が手元になくてクレジットカードでチップを払う場合はどのようにすればいいかについても解説します。
レストランなどで食事が終わり、チェック(お会計)をお願いすると伝票を挟んだホルダーをテーブルに持ってきてくれますので、クレジットカードをホルダーに差し込み、テーブルの上に立てておくとサーバーが取りに来てくれます。
(出典:http://tabilover.jcb.jp/sp/hawaii/staff/shop_info/restaurant/post-321.html)
すると今度はお会計とは別にチップ欄が追加されている伝票も挟まれていますので、そこにチップを幾らか書き込みます。
(出典:http://tabilover.jcb.jp/sp/hawaii/staff/shop_info/restaurant/post-321.html)
ここでは伝票の下にTip 15% $5.38と印字されていますが、この数字ぴったりに払う必要はありません。切り上げて$5.50、18%との間をとって$6、といった払い方をしてもOKです。
TipとTotalの欄に金額を記入して、署名欄にサインをしてお会計は完了です!アメリカの場合、先にクレジットカード情報をお店に提供しているため、いくら支払いするかを明記してサインすればもうそれでお店を出てしまって良いのです。
ちなみに伝票に下のほうにGuest copyと書いてあるほうがお客様控えになりますので、そちらを持って帰りましょう。
こう考えると、チップだけで高くつくなぁ…と感じてしまうと思いますが、アメリカのレストランではチップが頂ける前提でサーバー達は低い時給で働いています。
別に特に良いサービス受けていないからチップなんて払わなくてもいいでしょ?という考えはアメリカではナンセンスなのです。チップも料金の一部だと思って割り切ってしまったほうが旅行も楽しめると思います。
スマートにチップを払ってThank you!と言ってもらえるとこちらも良い気持ちになります。チップをどう払うか分からなかった方、是非今回の記事を参考にしてみてください。
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